連射王

明日(1/7現在)仕事があるというのにこれを書いている。
今の感情を書きたいからだ。

ふと気がつくと読み終わっていた。
読み始めたのは午後11時15分。
時計を見ると午前2時55分。
休憩など入れていない。
上下巻一気に読み終えてしまった。

隙がない。
シューティング、心理、話の流し方、描写等々。
その緻密さが完全なのだ。
無駄な物も、足りぬ物もない。
本という媒体でしか表現できない感動がここにある。

『本気』という物がどのような物か。
本気になって何が出来て、何を得て、何を失い、何に迷い、何に気づき、何を取り返すのか。
俺の今感じている物は氏の作品に一貫して感じられる。
皆もこれを感じたくて『川上稔』という作家の作品を読んでいるのだと思う。


俺はここまで本気になったことがあったろうか?
思いつかないと言うことはないと言うことだ。
俺はこれからでも本気になれることを見つけられるだろうか?





10年ほど前俺はゲーセンのシューティングにはまったことがある。
なんというゲームかわすれたが。
下手の横好きであり、2面に行くのも困難という腕前だった。
小遣いと暇があればやっていた。
連射王読了後に思い出してみると、もろに主人公初期と同じ事やり方でやっていた。
全体を見渡すと言うことは頭でわかっていたが実行できてはいなかった。
その後何となく疎遠になった。
またやりてーなぁ。