川上稔氏の作品と俺

4th-G、5th-G、二つの世界を相手にした全竜交渉が始まる!


もうすぐAHEADシリーズ 終わりのクロニクル(4)<上>が出ますよ!!
ふたつのG同時にやるようですよ!!
表紙の子は誰?
植物系と機械系の話ってどういう組み合わせだよ!?
世界の崩壊まだあと○ヶ月って短くない?


などと大興奮しているこのごろです。
loweの都市・AHEADアンテナなどやっていたのに紹介とかまったくして無いですね。
このシリーズについて。


AHEADシリーズは異世界と戦争して『勝利した世界』が滅びそうになっていて、何とかするためには『10個の滅んだ世界』の力が必要になった。
『10個の滅んだ世界の生き残り』の方々に力を使う許可を得るための交渉の話である。
これらの世界のことを『G』と呼び、1th-G〜10th-G、Low-Gの計11の世界がかつて存在し、『勝利した世界』がLow-G。

これまでの交渉で1th-G、2th-G、3th-Gとの交渉を終え、次が4th-Gでそこにどうも5th-Gが絡んでくるらしい。


あまり書くとネタバレしそうなんでAHEADシリーズ話はここまでとしておく。


川上氏の作品は今のところ
我々の世界の延長線上の世界が描かれている。
FORTH→AHEAD→EDGE→GENESIS→OBSTACLE→CITY。
と移り変わって行き、AHEADシリーズはそのままAHEADの話である。


俺が最初に読んだ川上氏の作品は『機甲都市伯林3 パンツァーポリス1942』(ISBN:4840217351)である。
なぜ途中の3からかと言えば、図書室から借りたからである。
そのとき機甲都市伯林1〜3だけ図書室に入っていた。
しかし、ずっと貸し出し中で俺が図書館に行くたび惜しいところで借りられていた。
当時俺の小遣いは少なく借りるのがほとんどだった。
買うのは図書室に無い作品だけで、図書室にある作品は待ってでも借りた。
であるから、3だけ図書室にあったとき「まあ良いや。借りとこう」と借りたのだった。
初めて読んだとき、さっぱりだったことを良く覚えている。
「やっぱ1・2を読まないとわからないかなぁ」と思いつつ1・2が返ってくるまで何度か読み返し、この作品の魅力と言うか魔力に引き込まれていった。
世界観の広さや疾走感、キャラクター同士の掛け合いなど。
俺には3だけでも魅力が十分伝わってきて次の小遣い支給日には本屋にあるのを買えるだけ買い、さらにはまって行った。
そして現在に至る。


都市シリーズは一つの世界で起こった様々な事件を一つ一つ独立した話として書かれているので、基本的に上巻又は1巻から読めばどの作品から読んでも大丈夫です。
お勧めとしては『風水街都 香港』か『奏(騒)楽都市 OSAKA』からが良いと思う。
ライトノベルの限界に挑戦と言うか限界突破してるのでは?』的なシーンもあります。
入手し易くなっていると思います。
再版されたので。
試しに川上稔氏の作品を読んでみるなら、「終わりのクロニクル」からが良いでしょう。


俺のような変り種はそんなにいないと思うがやめといたほうが良い。
好き嫌いが分かれると思うが食わず嫌いせず一度ぱらぱらとぐらい読んでみてください。
ただ『終わりのクロニクル(1)上』は初めの章を読み飛ばして読んだほうが良いかもしれません。