青木ヶ原と俺

今日は学校の講義がなっかたので古本屋めぐりを敢行。
目当ての本は無かったが面白そうな本を発見し購入。
ついでに寄った書店にて友人Tと遭遇。
一緒に遅い昼食をすることになった。

Tは一方的に愚痴をはきまくる。
どうでもいいよそんな事とか思いつつ黙って聞いていると
「樹海でも行って自殺するかなあ・・・」
と言い出した。
「やりたいならやれ。ただし樹海以外で」
と答えて青木ヶ原樹海のことを語る。

自殺者を出すようになったのは、昭和38年ぐらいからで松本清張原作の小説『波の塔』の模倣がはじまりであること。
警察では富士吉田署は行きたくない警察署トップ5に入っているらしいこと。
遺体を発見すると大変面倒な手続きが発見者に降りかかること。
磁石が効かないと言うが全域で効かないのではなく効く地点もあること。
一度この中に足を踏み入れたなら、土地勘が有っても無事に元の場所に戻ることは出来ないこと。
不気味というよりは神秘的な森であること。

など独断と、不確定情報と、かなり古い情報を絡めて語り
何でそんなに詳しいと聞かれたが当然のことだ。
俺の実家がわりと樹海に近いからだ。
高校の競歩大会では樹海内の遊歩道がコースに含まれており
自殺志願者への警告の看板や不審な車の横を走りぬけたものだ。

自殺多発地帯が近郊に在ったらいやだろう?
しかも、俺の故郷の財源は観光が大きなウエイトを占めている。
マイナスイメージを払拭したく熱弁を振るった結果。
「ごめん。冗談でいったんだ。」とのこと。
何か危ない人と思われたらしい。

熱弁振るった俺って・・・
馬鹿か?
奇人か?
自殺マニアか?
確かに一時期自殺したいと思っていろいろ調べた事はある。
しかし、調べるって事はまだ死ぬ気より生きる気が強いんだと気づいて
「まだいいや」
とか
「自殺は計画的に。」
とか考えていたんだがこれって馬鹿で奇人な自殺マニアってこと?
ヤバイ人なのか俺・・・
自分内人間性ランキング総合評価の自分自身は並の下で『普通の人ややオタク系』だと思っていたんだが。


まあいいさ。
多少危険な人のほうが退屈しないさ。
友人は少ないだろうが・・・
今日、一人減ったかもなぁ